さいたまスーパーアリーナ骨董アンティークフェアに出品の隠し球を少し御紹介します
画像はパテベビーのレストア済み完動品 先日、お世話になっているM氏から御連絡いただき、預けておいた本品のレストアが完了しました。 骨董ジャンボリー迄にということでレストアをお願いしていたのですが、 さいたまスーパーアリーナに間に合わせていただきました。 Mさんありがとう。 9.5mmと言う特殊なフィルムを扱うパテベビーはフランスのメーカーの品物ですが、 戦前の日本には、パテベビーの倶楽部まであって、お金持ちの子女の間では人気がありました。 ありがちなたとえではありますが、家一軒分ぐらいの価格の物が 倶楽部が出来る迄の数が売れたのですから当時の人気は相当なものです。 お洒落なお金持ちのステータスシンボルとなっていたのでしょう。 戦前の日本の風景や当時日本の統治下にあった地域の風景など、 映像資料として残るフィルムは比較的多いと言えます。 但しこれはこの映写機の致命的欠陥なのですが、シャッター部分がアンチモニ製のため 経年変化でこの部分がはらみ実際映写できる機械の現存はとても少ないと言えます。 今も残る9.5mmフィルムには、数分の短編が多いですが、中には長尺の記録もあります。 流通したパテベビーは手動でフィルムを巻き上げる短編専用の物がほとんどですが、 こちらはモータードライブの切り替えが手動のほかに可能で、長尺物の映写も出来ます。 今回のレストアでは、シャッター部分の修理と、オリジナルにはないプーリーを作っていただきました、 コードやコンセントなど現状オリジナルのまま使えるパーツはそのままにしていただきました。 レストアをお願いしたM氏は、パテベビーの魅力に取り憑かれた?(失礼!)とも言える方で、長年の研究の末、 問題のある機械の修理を始め、パーツの鋳型の製作までして、 9.5mmフィルムに残る映像の保存に力を注いでいらっしゃいます。 各地で9.5mmフィルムの上映会などの活動もなさっています。 御本業は映像関係の大学の先生だったりします。
by hige_siro
| 2005-06-06 07:07
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